2021年02月04日
ステロイド軟膏療法とプロアクティブについて
アトピー性皮膚炎が酷くなった時だけでなく、症状が消失した後も定期的にステロイド薬を塗布することを「プロアクティブ」といいます。これは、ステロイドの副作用とリバウンドを起こしにくいといわれています。
まず十分な量(これが大切です)のステロイド薬を連日塗布し、皮膚をきれいにします。
この時点ではまだ皮膚の完全な修復がなされていませんので中止せずステロイド薬塗布を継続します。
その後、徐々にステロイド薬を塗布する間隔を長くしていきます。
ただ、この減量は、患者さんの重症度や罹患期間、部位やステロイド薬の効果と副作用に応じて行います。
その後も、週に1~2回のステロイド薬の塗布を長期に維持すると皮膚から天然保湿因子が作られ、皮膚のバリア機能が回復されるといわれています。
最終的は、ステロイド薬を中止します。
「プロアクティブ」は副作用の軽減だけでなく、治療の成功例の報告も多くみられてきました。
最終目的の保湿剤のみで大丈夫な皮膚状態にするためには是非行ってほしい治療法です。
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