2021年02月02日
喘息発作の程度について
発作の対応には、正確に程度の把握をすることが大切です。
どれくらいの発作が、どれくらいの頻度で起きているかを把握することで、治療方針を立てることが出来ます。
「小発作」
ゼイゼイ・ヒューヒュー(喘鳴)は軽く、食べたり眠ったり話したり等の日常生活は普通に送れる状態です。
ただ、走ると咳き込んだりすることがあります。(SpO2/96%以上)
「中発作」
明らかに喘鳴がわかり、横になると苦しいため起き上がります。(起座呼吸)
食事がしにくくなり、会話も息継ぎが多くなります。眠っても苦しさで時々目を覚まします。
肩で息をしたり、陥没呼吸といって喉や肋骨の間が引っ込むようになります。(SpO2/95~92%)
「大発作」
喘鳴は強くなり、遠くでもわかるようになります。
呼吸困難が強く前かがみの状態になり、歩くこともできなくなります。
会話もとぎれとぎれで、食事もできなくなります。
シーソー呼吸と言って息を吸うときに胸がくぼんでおなかが膨らむ呼吸になります。(SpO2/91%以下)
「呼吸不全」
喘鳴は更に強く聞こえます。
呼吸不全が進むと、むしろ減少ないし消失します。
会話は困難になります。
ぐったりし、意識も低下して顔色が悪く口唇が紫色(チアノーゼ)になります。(SpO2/91%未満)
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