おながわクリニック|おながわ小児科アレルギー科クリニック

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Web勉強会
2021年02月03日

アトピー性皮膚炎の診断について

アトピー性皮膚炎の診断をするために、その他のアレルギー疾患同様にアレルギー体質があるかどうかと、血液検査でアレルゲンの検索を行います。

ただ、慢性的に経過するのが定義なので、皮膚症状の経過を診て最終診断をすることになります。

小児のアトピー性皮膚炎ほとんどが1歳未満に発症するため、その時期に食物抗原の関与を診断することが重要です。

この時問題になるのは、アトピー性皮膚炎の食物抗原は、「即時型反応」より「遅滞型反応」が中心となるため、血液検査では陰性になることも多いことです。また、食物抗原が陽性の場合であっても、アトピー性皮膚炎への関与については関係ないこともあります。

その場合、軟膏療法で皮膚を良好な状態にします。その状態で、食物を摂取したときに皮膚の悪化が見られなければ、誘因抗原ではないと診断します。

逆に、軟膏療法で改善されない場合、推定される食品の除去を行います。それにより皮膚状態が改善され、再び摂取すると悪化がみられる場合、誘因抗原と診断することがあります。これを「食物除去負荷試験」といいます。

その他、アトピー性皮膚炎に特有の血液検査の「TARC」という皮膚の細胞から作られる物質を測る検査があります。

これは、現在の皮膚状態とその後の経過を客観的に数値化するのに役立ちます。しかし、乳児期では皮膚症状に関係なく高値を示すことがあります。

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