2021年02月04日
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎の診断について
皮膚が弱い場合、アトピー性皮膚炎を心配されることが多いですが、病名より重症度と治療の反応性(効果的であるか)が大切だと思います。出来るだけ早期に、出来るだけ痒みを無くし、皮膚炎の範囲を減らすことが大切です。
アトピー性皮膚炎は「アレルギー体質をもつ痒みを伴う皮膚炎が乳幼児期は2~3か月、年長児では半年以上続くもの」とされています。また、特徴として耳ぎれがあり、手足の屈折部位の病変があると濃厚です。
幼児の場合は、痒みを伴う皮膚炎が継続することで診断できますので、まずはアトピー性皮膚炎を疑いながら、スキンケアとステロイドの外用薬で治療効果を診ます。
外用薬を塗布しても痒みがある場合は、抗アレルギー剤、抗ヒスタミン剤の内服薬を追加します。
乳児期では、食物アレルゲンの関与が多いので、母乳の場合は母親の食事内容。人工乳の場合はミルクアレルギーを検討する必要があります。
当院では、生後5か月からアレルギー検査を実施しています。
検査することでアレルギー体質があるか、アレルゲンがあるかが特定でき、診断への大きな根拠になります。
皮膚が弱い場合は、アトピー性皮膚炎かどうかは別として、離乳食前に検査するのは有益だと思います。
最新のお知らせ
-
2025年05月07日
5月は、スギ花粉の検査、舌下免疫療法開始の季節です🌿 -
2025年05月02日
明日より、5/3.4.5.6は休診となります🎌 -
2025年04月22日
HPに月間予定(カレンダー)を追加しました🗓️