おながわクリニック|おながわ小児科アレルギー科クリニック

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Web勉強会
2021年03月01日

ピーナッツアレルギーについて

ピーナッツは、ナッツ類と思われがちですが、大豆と同じマメ科の植物です。

ただ、アレルギーの合併は近縁の大豆はほとんど無く、むしろ別の種類のナッツ類とは高率にアレルギーを合併します。

欧米では、離乳期のピーナッツバターの摂取が多いことから頻度が高いのですが、日本では即時型食物アレルギーの3%前後で8位のランクです。

発症は、乳幼児期は妊娠中や授乳中の母親の摂取、欧米では本人のピーナッツバターの摂取、ピーナッツ含有スキンケア製品の経皮感作、ピーナッツの加工品の粉末のダニ・家塵の混入物の経気道感作が原因とされています。

最近、シラカンバ花粉の共通抗原による口腔アレルギーの発症が増加しています。

いずれにしてもピーナッツは即時型の反応でもアナフィラキシーを起こしやすいので注意が必要です。

特性としてロースト(焙ったり蒸し焼き等)すると抗原性が3倍以上に高まる傾向があり、調理されたピーナッツバター、菓子類、料理には注意が必要です。また、実だけでなく殻にも抗原性があります。

診断では、ピーナツの蛋白質のうちAreh1~3が主なアレルゲンで、これらのIgE抗体が高いとアナフィラキシーを起こしやすいと言われています。最近、Arah2に対するIgE抗体が検査できるようになりアナフィラキシーの発症予測に役立っています。ピーナッツは耐性ができにくいと言われていますが、乳幼児発症の軽症例の一部は耐性を獲得することがあります。ただ、初発症状が軽症でも50%が重症化するとされています。

 

 

 

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