2021年02月06日
食物依存型運動誘発性アナフィラキシーについて
ほとんどの場合が、学童期以降に発症するIgE抗体を介した反応です。
運動によるアナフィラキシーが、食物を食べた時に限って起きるもので、多くは食後2時間以内に起こります。
また、日本ではエビやカニなどの甲殻類や小麦によるものがほとんどですが、一部果物などでも起こります。
また、発症に関与する因子として、薬物や疲れ、ホルモンなどの全身状態、気象条件、入浴や飲酒など様々な関与が推定されています。
症状出現時の対応とともに、学童では給食と体育、部活の問題がありますので、患者さんに合った生活指導が必要です。
※余談ですが、、、30年前にこの病気の小児例を日本で初めて報告しました。
医学博士のための論文もこの病気をまとめたものでした。
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