2021年03月01日
魚卵のアレルギーについて
我が国の魚卵の消費量は多く、イクラ(サケの卵)タラコ(スケトウダラの卵)数の子(ニシンの卵)などを摂取する機会が多いです。魚卵のアレルギーは、即時型アレルギーの原因食物の第6位ですが、2,3歳の新規発症としては第1位になっています。
特に生イクラによるアナフィラキシーが増加していますので注意が必要です。
イクラの主要抗原はβ’-コンポーネントであると報告されており他の魚卵との交差性も証明されていますが、合併することは稀です。また、魚、甲殻類アレルギーの40%にイクラIgE抗体が陽性になる言われていますが、鶏卵と魚卵には交差反応はありません。
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