2021年02月02日
花粉症の治療について
成人に見られたような感冒様症状や喘息症状はそれに対する治療(対処療法)を行います。
アレルギー性鼻炎とアレルギー性結膜炎に共通した治療は、抗アレルギー薬(クラリチン、アレグラ、ザイザルなど)を、眠気の有無や重症度に応じて薬剤の調整を行います。
また、重症者や大量飛散の時は、短期間ステロイド薬(プレドニゾロンやリンデロンなど)の内服を行います。
【低年齢で鼻汁がひどい場合】
抗ヒスタミン薬(タベジール、ペリアクチン)を使用します。
鼻閉がひどいが点鼻薬が使えない場合は、抗ロイコトリエン薬(オノン、キプレスなど)の内服も行います。
【鼻炎に関して】
副腎ステロイド薬の点鼻薬(ナゾネックス、フルナーゼなど)を使用します。
鼻閉がひどい2歳以上のお子様の場合は、血管収縮剤(トラマゾリンなど)を短期的に使用します。
【結膜炎に関して】
抗アレルギー薬(アレジオン、リザベン、インタールなど)の点眼薬を使用します。
重症の場合は、副腎ステロイド薬の点眼薬(フルメトロンなど)を短期的に使用します。
花粉症は、前年までの症状や発症する時期や重症度から今年の対策を事前にたてることが大切です。また、前年夏の日照時間に花粉量が左右されます。事前の花粉予想も参考にしてください。
「予防投薬」といって、発症する前の2週間前より抗アレルギー剤を内服(点眼薬、点鼻薬も同様です)すると症状が軽減しますので、シーズン前の受診を勧めています。
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